教科書では習わない英語と雑談

教科書には載ってなさそうな、でも会話に頻出の英語やアメリカ豆知識を気楽にご紹介

有色人種をどう呼ぶか

BLM運動が広まり始めた時に疑問に思ったことがあります。

 

BLMはそもそも Black Lives Matterの略で、「黒人の命は大事」というスローガン。

 

始めて聞いたとき、公に「ブラック」と使っていることに多少違和感を感じました。

この運動は恐らく黒人が主導となり始めたことがきっかけだったので、ブラックと使っているのかなーとも思いました。

 

基本、黒人ではない人が黒人のことをブラックと呼ぶのはやめておいた方がいいと私は思います。

私は黒人のことは"African American"と呼びます。(アフリカ系でない人もいるので注意は必要ですが)

改めて活字にすると、日本語で「黒人」というのも何だかはばかられますね。。。

 

ご存じの通り、アメリカではインディアン(インド人ではなく、ポカホンタスの方ね)もタブーな呼び方。

必ず、"Native American"と呼びます。

 

白人以外の有色人種はPeople of Colorとまとめて呼ばれることが良くあります。

しかし間違ってもColored Peopleと呼んではいけません。

これは非常な差別用語と見なされています。

 

難しいですね。

 

ちなみに我々黄色人種を差別する用語は「イエロー」です。

私もかつてそう呼ばれたこともあります。

「残念な人だなー」と、怒るよりも、憐れに思いました。