教科書では習わない英語と雑談

教科書には載ってなさそうな、でも会話に頻出の英語やアメリカ豆知識を気楽にご紹介

ゴーンさんのインタビュー動画

あのゴーンさんに堀江さんがレバノンでインタビューした動画が配信されましたね。

ついつい興味津々で見ちゃいました。

 


レバノンでカルロス・ゴーンと対談しました(2020/3/6)

 

印象に残ったのは、ホリエモンもゴーンさんも日本の刑事司法制度、特に検察官が問題だって言うんですけど、それがどれだけ酷いかを表現するのに何回かゴーンさんは"incredible"という言葉を選択して使っていました。

 

Incredible自体は「信じられない」という意味があるのですが、よく聞くのはポジティブな状態で使われるincredibleなので、意外というか面白かったです。きっとカメラの前でなければもっとほかのダイレクトな言葉を使っていたのかもしれませんねw

 

あと、何度か出てきた単語は"plot"と"set up"でした。

 

plot自体は劇などの筋書き、という意味があるのですが、「陰謀」という風にも使われますね。Set upは文字通り、「仕組まれた」という意味があります。ゴーンさんは検察官、そしてかつての同僚にしてやられた、という思いが強いようですね。

 

ないだろうなとは思っていましたが、どうやって逃亡したか(楽器の箱にほんとに入ったのか?)、など聞けたら面白かったのに。ま、それはご自身の自伝かドキュメンタリーに取っておくのでしょうね。

 

堀江さん、多才ですが英語もあんなにできるのですね。やはり頭のいい方はいろんなことができる。多少詰まってもペラペラではなくても、言葉のスキルより話の中身なのね、と改めて気づかされます。(といっても彼はかなりのレベルだと思いますが)

 

この動画、まさか英語で字幕なしだとは思いませんでしたが、それでも公開からたった一日でミリオンを超すヒットとなっている。ミリオンを超す人が、あの英語オンリー字幕もなしの動画を見たとしたらそれはそれですごい。関心の高さがうかがえますね。

 

さいごにゴーンさんが、私の日本、日産での17年の功績、軌跡が忘れられて、切り捨てられているようだ、と訴えていましたが、どれだけ過去に素晴らしいことをしてもやっぱり法を犯したらそれは残念ながら過去の栄光とは切り離して考えざるを得ないんじゃないかなぁと思いました。もちろん事実無根で法を犯していないのであれば、こんなひどい仕打ちは筆舌に尽くしがたい苦しみだと思います。

 

それにしても映画のような逃亡でしたね。